【請求管理ロボ for Salesforce】AppExchangeライセンスの割り当て有無によるユーザ権限の違い

本記事では、『請求管理ロボ for Salesforce』を利用するにあたり、AppExchangeライセンスの割り当て有無がユーザの操作や画面表示にどのような影響を与えるかについて解説します。

導入時のライセンス数検討や、運用開始後の権限管理(誰にライセンスを割り当てるべきか)の判断基準としてご活用ください。

 


1. 概要:ライセンスと権限の基本的な考え方

Salesforce上で『請求管理ロボ for Salesforce』の機能を利用するためには、以下の2つの条件が揃っている必要があります。

 1. プロファイル(または権限セット)によるオブジェクトへのアクセス権限

 2. AppExchangeライセンスの割り当て

弊社では、パッケージインストール時に「すべてのユーザにインストール」を選択し、プロファイルで基本権限を全ユーザに付与した上で、実際の利用可否を「ライセンスの割り当て」で制御する運用を推奨しています。

たとえシステム管理者であっても、「ライセンスが割り当てられていないユーザ」は、請求管理ロボのデータや機能には一切アクセスできませんので、ご注意ください。

 

アクセス権限の判定

AppExchangeライセンス割り当て
(パッケージライセンス)

プロファイル
オブジェクトアクセス権限

『請求管理ロボ for Salesforce』
オブジェクト・レコード アクセス権限

備考

あり

あり

アクセス可能

※1

あり

なし

アクセス不可

※2

なし

あり

アクセス不可

※3

なし

なし

アクセス不可

 ※1 ・・・ 正常に利用できる状態です。

 ※2 ・・・ ライセンスがあっても、プロファイルで制限されている場合は利用できません。

 ※3 ・・・ プロファイル、もしくは権限セットによって、権限が付与されていてもライセンスがないため表示されません。
       【請求管理ロボ for Salesforce】インストール時の権限管理における推奨設定(権限セットの利用について)
       のヘルプもご参照ください。

 


2. ライセンスが必要な業務・ユーザの例

前述の仕組みにより、業務上少しでも『請求管理ロボ』の情報に触れるユーザには、AppExchangeライセンスの割り当て(ライセンス数が不足している場合はライセンス購入)が必須となります。


典型的なユーザ例は以下の通りです。

 1. 経理担当者:
  ・ 明細情報の登録、請求書の発行、入金消込、自動催促の設定など、請求管理業務全般を行うメインユーザ。

 2. 営業担当者・営業事務:
  ・ 商談成立時に取引先情報として必要な「請求先部署」や「決済情報」を登録するユーザ。
  ・ 取引先ごとの請求状況や入金状況(未収金の有無)を確認したいユーザ。

 3. システム管理者:
  ・ 『請求管理ロボ for Salesforce』の設定変更、連携エラーの調査、運用保守を行うユーザ。

※ ライセンスを持たないユーザへの影響について
  請求業務に関わらないユーザ(例:他部署の社員など)は、Salesforce上の「商談」などの標準機能は通常通り利用できます。
  ただし、画面上に配置された『請求管理ロボ』関連の情報のみが、次項のように見えない状態となります。

 


3. ライセンス未割り当て時の具体的な挙動

ライセンスを割り当てていないユーザがSalesforceを操作した場合、画面表示や機能は以下のように制限されます。

※以下の挙動は、プロファイル等の設定で表示設定がなされていても、ライセンスがないことによって強制的に非表示・利用不可となるものです。

Ass_AppExchange_Lic_01.png

 

2-1. アプリケーションランチャーおよびタブ

アプリケーションランチャー(9点リーダー)およびナビゲーションバーにおいて、『請求管理ロボ for Salesforce』のアプリケーションや、関連するタブが表示されません。

 ・ ライセンスあり: 「請求管理ロボ」「請求管理ロボ(設定)」等のアプリが表示され、選択可能です。
 ・ ライセンスなし: アプリケーション自体が表示されず、アクセスする入り口が存在しません。

Ass_AppExchange_Lic_09.png
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2-2. オブジェクトレコードの詳細画面

「請求先部署」や「請求書」などのカスタムオブジェクトのレコード詳細画面において、情報の閲覧ができません。

 ・ ライセンスあり: レコードの詳細情報(項目値)が正常に表示されます。
 ・ ライセンスなし:
   ・ アクセス自体ができない場合: 「アクセス権がありません」等のエラーが表示されます。
   ・ ページレイアウト上の項目   : 参照している項目箇所が空白、または非表示となります。
                       (例:取引先画面に配置された請求管理ロボ関連の項目など)

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2-3. アクションボタン

「請求先部署作成」や「請求管理ロボへ更新処理」などのカスタムアクションボタンは、ページレイアウトに配置されていても表示されません。

 ・ ライセンスあり: ボタンが表示され、実行可能です。
 ・ ライセンスなし: ボタンそのものが画面から消え、誤操作のリスクもありません。

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2-4. 関連リスト

取引先や商談などの標準オブジェクトに紐づく『請求管理ロボ for Salesforce』の関連リスト(請求先部署、決済情報、請求書など)が表示されません。

 ・ ライセンスあり: 関連リストが表示され、そこからレコードの新規作成や閲覧が可能です。
 ・ ライセンスなし: 関連リストのセクション自体が表示されない、または中身が表示されません。

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2-5. レポート・ダッシュボード

『請求管理ロボ for Salesforce』のオブジェクトを含むレポートやダッシュボードを閲覧しようとするとエラーになります。

 ・ ライセンスあり: 集計結果やグラフが正常に表示されます。
 ・ ライセンスなし: 「権限がありません」「何らかの不具合が疑われます」といったエラーメッセージが表示され、データの閲覧はできません。

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