はじめに
本記事は、「取引先」オブジェクトの「取引先コード」項目が原因で発生する連携エラー(エラー101 / 1102)の解消法と、再発を防ぐための設定方法を解説いたします。
1. 発生するエラー
[請求管理ロボへ登録処理]ボタン押下時や、Apexスケジュールバッチ処理後に、以下のようなエラーが表示された場合に本記事の対象となります。
【エラーメッセージの例】
●[請求管理ロボへ登録処理]ボタン押下時のエラー
・ 操作ステータス : データ不備
・ エラーメッセージ: エラー101:「取引先コード」は必須です。
●「請求先部署・決済情報登録バッチ(CLP_BIAndPaymentBulkUpsertScheduleClass)」実行時のエラー
・ 操作ステータス : 連携失敗(データ不備)
・ エラーメッセージ: 1102
【発生しやすいケース】
『請求管理ロボ for Salesforce』インストール前から登録されている「取引先」レコードの「取引先コード」項目の
値が未登録状態のまま、「請求先部署」と「取引先」レコードを請求管理ロボへ登録連携処理が実行されると、
本件のエラーが発生いたします。
2. 【応急処置】すぐにエラーを解消する方法
1. エラーが出た「取引先」レコードを開きます。
2. 「取引先コード」項目に、他の取引先と重複しない値を入力して保存いたします。
(推奨値(※):そのレコード固有の「レコードID(18桁)」)
3. 再度、[請求管理ロボへ登録処理]を実行してください。
※貴社の運用ルールと異なる場合は、貴社にて最適な値を設定してください。
[重要] これは一時的な対処です。再発を防ぐため、必ず以下の【恒久対策】を行ってください。
3. 【恒久対策】エラーの再発を完全に防ぐ2ステップ
エラーの根本原因は、取引先の「取引先コード」が空欄であることです。
以下の2ステップで、根本的な解決と再発防止を行ってください。
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Step 1:既存の全取引先にコードを一括登録する
運用開始前に、Salesforce上のすべての既存「取引先」に、重複しない「取引先コード」を一括で登録いたします。
これにより、今後の設定漏れによるエラーを防ぎます。
・ 作業内容 : 全取引先データへの「取引先コード」の一括登録
・ 推奨値(※): 各レコードの「レコードID(18桁)」
※貴社の運用ルールと異なる場合は、貴社にて最適な値を設定してください。
【ご依頼ください】 この作業はデータの一括更新となるため、Salesforceのシステム管理者様にご依頼ください。
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Step 2:今後の取引先にコードを自動で設定する
今後、新しく作成される「取引先」に「取引先コード」が自動で入力されるように設定いたします。
これにより、手作業での入力漏れがなくなります。
・ 作業内容: 以下のSalesforceフローを有効化します。
・ フロー名: フロートリガ:取引先コード設定(取引先)
【ご依頼ください】 フローの有効化は、Salesforceのシステム管理者様にご依頼ください。
4. まとめ
エラー解消と再発防止のポイントは以下の通りです。
●応急処置: エラーが出たレコードの「取引先コード」に値を入力する。
●恒久対策:
1. 既存データ: 全取引先に「取引先コード」を一括登録する。
2. 新規データ: フローを有効化し、「取引先コード」の入力を自動化する。