■ 概要
売掛金残高一覧表エクスポートをご利用いただくことで、請求先ごとの「前月までの繰越金額」「当月内の売上金額」「当月内の消込金額」の確認が可能です。
● 操作手順
● 仕様について
-管理画面上「ファイルリスト」の項目について
-エクスポートファイルのヘッダー項目について
● 算出ロジックについて
● ご利用に際して
● エクスポートサンプル
■ 操作方法
売掛残高一覧表をエクスポートする際の手順につきましては、下記の通りです。
≪ステップ1≫ 「売掛金残高一覧表エクスポート」画面に遷移する
「集計」タブより「売掛金残高一覧表エクスポート」をクリックする
▼ 管理画面 操作箇所
≪ステップ2≫ 抽出条件を指定する
「売掛金残高一覧表エクスポート」画面にて、抽出条件を指定します。 抽出項目につきましては下記の通りです。
● 基準日 (必須項目):基準日で指定した月の当月1日~基準日までが出力の対象期間と なります。
● 請求先コード(任意項目):請求先を指定します。指定なしの場合、すべての請求先の 売掛金残高が出力されます。
※請求先コードを指定せずエクスポートした場合、CSVデータ内の並び順は請求先コードの昇順で
作成されます。
▼ 管理画面 操作箇所
≪ステップ3≫ ファイルリストより売掛残高一覧表をダウンロードする
ファイルリスト内「ファイル名」部分よりエクスポートファイルをダウンロードしてください。
■ 仕様について
≪管理画面上「ファイルリスト」の項目について≫
サンプルファイルにつきましては、当ヘルプページに添付のCSVファイルよりご確認ください。
● 受付日時 :エクスポート処理を行った日時
● 条件 :指定した条件
※「!」より指定して頂いた条件をご確認頂けます。
● ファイル名 :エクスポートファイル名
※ダウンロード期間内は青く表示されます。
● ステータス :エクスポート処理のステータス。項目については下記の通りです。
・未処理 ・・・エクスポート処理を予約・処理中の状態
・完了 ・・・エクスポートが完了した状態
・該当なし ・・・抽出条件にて対象となるデータが存在しない状態
● ダウンロード期限 :ダウンロード期限の日時
※ダウンロード期限はエクスポート時より7日間となります。
● ファイル名 :出力ファイル名は下記の通りでございます。
account_receivable_balance_list_export_yyyymmddhhnnss(ダウンロード年月日時分秒).csv
≪エクスポートファイルのヘッダー項目について≫
● 請求先コード・請求先名
エクスポート時に有効な請求先の請求先コード、請求書名が表示されます。
無効・削除済みの請求先はエクスポートされません。
● 前月繰越残高
仕訳伝票日付が基準日の前月以前となっている売掛金残高の合計金額
● 当月内売上金額
エクスポート時に指定した基準日の当月1日~基準日の期間内の仕訳伝票日付に紐づく売上金額の合計金額
※消費税額を含みます。
● 当月内消込金額
基準月に発生した売掛金が回収された金額となります。
なお消込金額は、基準日の当月1日~基準日の期間内の売上金額から売掛金残高を差し引いた金額の
総額となります。
● 差引残高(売掛金残高)
売上金額から消込金額を差し引いた売掛金残高総額
下記方法にて売掛金残高を算出します。
▼算出方法
差引残高(売掛金残高)= 前月繰越残高 + 当月内売上金額 - 当月内消込金額
■ 算出ロジックについて
売上金額・消込金額・差引金額(売掛金残高)は請求書の仕訳伝票を参照し、算出されます。
1 . 売上金額:[請求先ごとの売上金額の合計値 (貸方)] ー [請求先ごとの売上金額の合計値 (借方)]
2 . 差引金額(売掛金残高):[請求先ごとの売掛金額の合計値 (借方)] ー [請求先ごとの売掛金額の合計値 (貸方)]
3 . 消込金額:[1 .売上金額 ] ー [2 . 差引金額(売掛金残高)]
例1)請求金額22,000円(税込)の請求書に対して、1/5入金の10,000円、1/10入金に10,000円の入金データを消し込んだ場合
伝票No.2561 「2023年12月31日」に請求分20,000円が売上計上される。
伝票No.2604 「2024年1月5日」に10,000円の入金データ「645668」と消込を行った
伝票No.2605 「2024年1月10日」に10,000円の入金データ「646269」と消込を行った
上記の仕訳の場合、下記の通り算出が行われます。
1 . 売上金額:22,000円(②)
2 . 差引金額(売掛金残高):22,000円(①) - 20,000円(④+⑥)= 2,000円
3 . 消込金額:22,000円(1 . 売上金額) - 2,000円(2 . 売掛金額)= 20,000円
例2)金額22,000円(税込)の請求明細と1,100円(税込)の割引明細を合算した請求書に対して、
1/5入金に10,000円、1/10入金に10,000円の入金データを消し込んだ場合
伝票No.2613 「2023年12月31日」に請求分20,000円が売上計上される。
伝票No.2614 「2024年1月1日」に割引分1,000円が売上計上される。
伝票No.2615 割引明細を処理(相殺)するためにシステムの仕様上の自動的に作成される仕訳です。
※当仕訳の発生原因の詳細につきましては、別ページ「仕訳作成に関する仕様書」 内、
「仕訳作成仕様書.pdf 」の12ページをご確認ください。
伝票No.2616 「2024年1月5日」に10,000円の入金データ「645668」と消込を行った
伝票No.2617 「2024年1月10日」に10,000円の入金データ「646260」と消込を行った
上記の仕訳の場合、下記の通り算出が行われます。
1 . 売上金額:22,000円(②) - 1,100円(③)=20,900円
2 . 差引金額(売掛金残高):23,100円(①+⑤) - 22,200円(④+⑥+⑧+⑩)= 900円
3 . 消込金額:20,900円(1 . 売上金額) - 900円(2 . 差引金額(売掛金残高))= 20,000円
■ ご利用に際して
当機能は標準機能となりますため、ご利用に際し追加費用等は発生いたしません。
当機能の利用をご希望の際は、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いでございます。
※消込できないプランでご契約いただいている場合、当機能を利用することができかねますので、ご了承ください。
■ エクスポートサンプル
売掛金残高一覧表のエクスポートファイルのサンプルフォーマットにつきましては、
下記CSVファイルよりご確認ください。